SELF-DIRECTED BUILD EXAMPLE

作って、公開して、
運用できる状態まで整える。

この「ホームページ運用ナビ」を題材に、実装だけで終わらせず、公開設定、問い合わせ、計測、収益導線まで一つずつ整えた内容を紹介します。

自社運用メディアの構築例

クライアント案件ではなく、自社で運用している公開サイトの実装例です。Web制作、WordPress、サーバー設定を調べる人が、公開までの流れを追えるメディアとして構築しています。

実装例の技術構成
項目 構成
実装 HTML、CSS、PHPで、更新・公開の仕組みを必要な範囲に絞って構成しています。
公開 サーバーへSSHで接続し、公開対象だけを同期する運用です。
問い合わせ メール送信、送信元の記録、CSRF対策、ボット対策、送信完了の計測を組み込んでいます。
計測 Google AnalyticsとSearch Consoleを使い、記事閲覧、アフィリエイトクリック、問い合わせ送信を確認できる状態にしています。
MEASURED / 2026.09.10–11

画像とCSSを見直した、自社サイトの改善記録

比較記事の画像3点は、確認した画面条件でレスポンス本体を約89〜94.5%削減。続いて44記事で共通CSSの重複を解消し、2リクエスト・17,046 Bから1リクエスト・8,523 Bへ減らしました。

空キャッシュ・外部広告通信を遮断した条件での転送量の比較です。ページ表示時間や検索順位の改善率ではありません。HTTP 200でも本文が途中で止まっていた記事の修正と、公開後の確認範囲も紹介しています。

測定条件と改善の内容を見る

既存ページの確認・軽微修正の料金を見る

OPERATIONS / 2026.10

2026年10月に行った運用改善

公開後の運用で見つかった問題と、その直し方です。いずれもこのサイトで実際に行った作業で、効果がまだ確かめられていないものは「確かめたこと」に含めていません。

URLのwwwあり・なしを統一

困っていたこと:Search ConsoleのURL検査で、一部の記事について、Googleが「www」付きのURLを正式なページとして選んでいました。

行ったこと:wwwありのURLから、wwwなしのURLへ転送(301)する設定をサーバーに追加しました。各ページが伝える正式なURL(canonical)も、wwwなしで統一されていることを確かめました。

確かめたこと:wwwありのURLを開くと、wwwなしのURLへ転送されることをブラウザで確認しました。Googleの評価への反映は、再クロールを待っている段階です。

問い合わせフォームの時間切れ対策

困っていたこと:ページを開いたまま時間が経ってから送信すると、不正送信を防ぐ仕組みにより送信できず、2種類の分かりにくいエラーが出ていました。

行ったこと:時間切れのときのメッセージを「入力内容は残っているので、もう一度送信してください」の1つにまとめ、入力内容を残したまま送り直せるようにしました。受付の保持時間も2時間に延ばしました。

確かめたこと:本番環境で、送信・必須項目のエラー・不正送信の防止が動くことと、PHPのエラーが出ないことを確認しました。

フォームの入力エラーを計測

困っていたこと:入力エラーが起きていることは分かっても、どの項目で、どんな理由のエラーかが分かりませんでした。

行ったこと:GA4に「エラーが起きた項目」と「エラーの理由」を記録する設定を追加しました。

確かめたこと:設定より前のエラーは分解できないため、設定後のエラーから確認できる状態にしました。

公開前の自動チェックと、戻せる公開

困っていたこと:手作業で公開すると、意図しないファイルまで上書きしたり、表示日付と記事データの日付がずれたりするおそれがありました。

行ったこと:公開する前に、変更したファイルだけを確認し、PHPの文法、記事の日付の一致、内部リンクなどを自動で検査する仕組みにしています。公開のたびに戻すための番号が残ります。

確かめたこと:10月の更新はすべてこの流れで公開し、検査で問題がないことを確認してから反映しました。

サイトマップの自動作成

困っていたこと:記事を追加・非公開にするたびに、Googleに伝えるページの一覧を手で直す必要がありました。

行ったこと:記事データの公開日と「検索に出さない」設定から、サイトマップを自動で作る仕組みにしています。

確かめたこと:新しい記事を公開すると、サイトマップにも自動で載ることを確認しました。

全記事の本文量を見直し

困っていたこと:記事によって本文の量に大きな差があり、最も短い記事は約1,100字でした。

行ったこと:全82記事の本文の文字数を測り、短い記事から順に、手順の具体例、よくある失敗、判断の目安などを加筆しました。

確かめたこと:加筆後、最も短い記事は約2,470字、中央値は約2,540字から約2,860字になりました(2026年10月16日、広告枠・関連記事・更新履歴を除いて計測)。

OPERATOR WORK

運営者のこれまでの実務での取り組み

このサイトの外で、運営者がこれまでの業務で行ってきた取り組みの一部です。取引先の名前は掲載していません。

  • 地域の集客:建築系の会社のサイトなどで、地域の集客とGoogleビジネスプロフィールの運用を担当してきました。基本情報をきちんと埋める、写真を定期的に追加する、口コミに返信するといった、続けて手を入れる運用が効果的だと感じています。
  • 工事・修理業のLP:外構・エクステリア工事の会社や、シャッター修理の会社で、広告からの集客に使うLPの制作と運用に携わってきました。
  • 外構・エクステリア工事のLP:外構・エクステリア工事の集客用LPで、お客さまが料金を自分で確かめられる「料金シミュレーション」と「外構シミュレーター」の設置に取り組みました。料金だけを聞きたい問い合わせへの対応を減らし、担当者が見積もりや現地調査に時間を使えるようにするのがねらいです。あわせて、LINE公式アカウントの案内も「まず料金を自分で確認してもらう」流れに見直しています。
  • シャッター修理の広告用LP:シャッター修理の会社で、広告からの問い合わせを受けるLP(トップページ)の運用を社内で担当しています。検索からの集客は広告を補う役割と位置づけ、実際の施工記録にもとづく対応事例と地域ページを少しずつ増やしています。検索向けの作業では、広告用のページや計測の設定には手を入れないことをルールにしています。
  • LPの制作と改善:成果が出たLPは、ファーストビュー、悩みへの共感、解決策、根拠(事例・料金・流れ)、申込みという流れが途切れていませんでした。公開後に一番多く直したのはファーストビューの見出しで、誰の・どんな悩みを解決するかが一文で分かる見出しに直すことや、フォームの項目を減らすことをよく行ってきました。
  • 広告とLPの見直し:広告から問い合わせが増えないときは、先にLPを見ます。クリックが取れているのに問い合わせがない場合は、広告よりLPの内容やフォームに原因があることが多いためです。
  • 相談ボタンの改善:ボタンの文言を「お問い合わせ」から「無料で見積もりを相談する」のように、押したあとに何が起きるか分かる文言に変え、CVR(問い合わせ率)がおよそ2.3倍になった経験があります。

運営者の実務経験にもとづくメモです。すべての場合に当てはまるとは限りません。

それぞれの考え方は、Googleビジネスプロフィールとホームページの情報をそろえる手順と相談ボタンの置き方、LPの構成、LPを自作して公開する手順で詳しく紹介しています。

実装で重視したポイント

LAUNCH

公開まで止めない

ドメイン、SSL、フォーム、スマホ表示を公開前の確認項目にし、見た目だけ完成して公開できない状態を避けます。

OPERATE

後から直しやすくする

記事データ、収益リンク、公開制御を分け、更新する場所を追いやすい構成にしています。

MEASURE

反応を判断できるようにする

記事を増やすだけで終わらず、リンククリックや問い合わせを見て改善対象を決められるようにしています。

公開後に行った確認

  1. リンクとフォームを確認: PCとスマホで主要ページを開き、問い合わせメールの受信まで確認します。
  2. 計測を確認: Analyticsのリアルタイム表示で、ページ表示とイベントが届くかを見ます。
  3. 検索登録を整える: Search Consoleに接続し、サイトマップ送信とURL検査を行います。
  4. 収益導線を分ける: 読者向けの記事、アフィリエイトリンク、制作相談ページを役割ごとに整理します。

SSHで公開する実務手順を読む