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LPを自作して公開する手順|準備物と公開判定表

執筆・編集:遊馬 祥一郎公開:内容更新:

LPを自作するときは、デザインを完成させる前に、相談や申し込みがどこへ届くかまで決めます。この記事は制作の進め方を扱います。文章の並べ方は構成ガイド、ボタンの配置は導線ガイドへ分けています。

1. 一つの目的と公開条件を決める

目的の例は「特定サービスの見積もり相談を受け付ける」です。対象読者、扱う悩み、提供する内容、次の行動を一文ずつ書きます。複数の商品や採用情報など別の目的まで一枚に詰める前に、それぞれの行き先を分ける必要がないか考えてください。

公開日は、原稿・写真・受付窓口・管理権限がそろう日から逆算します。「見た目ができた」だけを完了にせず、実際のURLで開き、連絡を受け取れることまでを条件にします。

2. 制作前に材料と担当をそろえる

スマホでは表を横にスクロールできます。

自作LPの準備表
材料準備する内容不足すると止まる作業
原稿対象、提供範囲、料金条件、依頼の流れ見出し・本文の確定
画像利用できる写真・図と掲載権限画面構成と代替説明
根拠実績の許可、検証条件、見本の区別過大な表現の点検
受付宛先、フォーム項目、担当者送信・受信確認
公開ドメイン、サーバー、HTTPS、変更権限URLでの表示と反映
保守元データ、保存先、更新担当変更と復旧

材料が未確定なら、デザイン上の仮文言に「未確定」と印を付けます。架空の顧客の声や実績で空白を埋めず、公開前に仮文言を検索して消してください。

3. 文章の骨組みから実装する

最初は見出し・説明・料金条件・問い合わせ先だけの原稿を作ります。LPの構成ガイドで情報の順序を考え、サービスの対応範囲が伝わるか確認します。装飾を足す前に、別の人が読んで何を依頼できるか分かる状態にします。

コードで作るなら小さなHTMLから始め、スマホ幅で長い見出しや表を確認します。ツールを使う場合は、独自ドメイン、フォーム、データの書き出し、契約終了時の扱いを確認します。ツールを契約しただけでは、LPは完成しません。学習が必要なら無料資料と学習用の本の選び方を参照できます。

4. 公開前に、合格と未確認を分ける

スマホでは表を横にスクロールできます。

公開の判定表
確認合格とする状態確認方法
内容料金と提供条件が実際の運用と一致担当者による原稿確認
表示スマホ・PCで本文やボタンが欠けない異なる幅と文字拡大で確認
受付入力エラーと受付・通知が期待どおり宛先を合意したテスト
接続HTTPSで対象URLが開くログアウト状態で閲覧
計測予定した段階のイベントを区別できるテスト操作と時刻を記録
復旧変更前へ戻す手順と保存がある保管先と担当を照合

送信は通知先と担当者に了承を得て試します。画面に「完了」と出ても、管理者が受信しているかは別に確かめます。フォームの公開前テストで、入力・受付・通知の段階を分けて確認してください。

5. 公開後は、流入と受付のどこで止まるかを見る

URLを公開したら主要リンクと受付窓口をもう一度確認し、公開日・変更内容・検証した環境を残します。公開しただけで集客が始まるとは限らないので、告知や検索からの訪問と、フォームへの到達・受付を分けて見ます。

閲覧がほぼない段階では、ボタン色の小さな差を比べても判断が難しくなります。情報の欠落と操作不良を先に直し、問い合わせ導線の点検で一つずつ変更してください。大きく作り直すときも、元のファイルと原稿を残せば戻しやすくなります。

公開ファイルを上書きする前に、変更前の保存場所を確認します。学習資料は無料資料と入門書の比較へ。リンク先にはAmazonの広告を含みます。購入の前に無料資料で必要な内容を確認できます。

最小のHTMLを保存し、公開前の原稿を確かめる

初めてコードで作る場合は、装飾より先に「対象・対応範囲・受付前の準備」が読める1枚を作ります。下の無料ファイルは、仮の営業時間更新サービスを題材にした学習用HTMLです。実在のサービス・料金・受注実績ではありません。

学習用HTMLを保存する(TXT、外部通信なし)

  1. テキストエディタで開き、UTF-8のindex.htmlとして自分の作業フォルダに保存します。
  2. ブラウザで開き、見出しと説明文を自分の題材に書き換えます。
  3. 「受付前の準備を見る」はページ内の準備欄へ移動します。問い合わせの送信機能ではありません。
  4. 画面幅を狭め、Tabキーでリンクへ移動し、文字の拡大でも本文が読めるか確認します。

教材にはフォーム、決済、広告、計測タグ、外部画像を入れていません。検索に出さないためのnoindexも付けていますが、アクセス制限ではありません。教材のまま実際のサービスとして公開せず、受付方法、実際の提供条件、プライバシー案内を整えてから、本番の公開方針に合わせて設定を見直します。

HTMLの各要素はMDNのHTML基本構文で確認できます。テーマ購入や新しいサービス契約なしでも、まず原稿と画面幅の確認まで試せます。

運営者の実務メモ

公開後に一番直したのは、ファーストビューの見出し

LPを公開したあとに一番多く直したのは、ファーストビューの見出しです。作る側は「サービス名」や「特徴」を先に書きがちですが、広告から来た人は数秒で「自分向けか」を判断します。そのため、誰の・どんな悩みを解決するかが一文で分かる見出しに直すことが多くありました。フォームの項目を減らす修正も、よく行いました。

運営者の実務経験にもとづくメモです。すべてのサイトに当てはまるとは限りません。

HTMLやデザインを基礎から学びたい場合は、Web制作・デザイン・マーケティングの学び方で、独学とスクールの選び方を整理しています。

LPの構成の例

表は横にスクロールできます。

LPの構成の例
順番入れる内容読者が知りたいこと
1誰の・どんな困りごとを解決するかの見出し自分向けのページか
2よくある困りごとの例自分の状況に当てはまるか
3解決の方法と、対応できる範囲何をしてもらえるのか
4料金や条件いくらかかるのか、何が含まれるのか
5よくある質問申し込む前の不安が解消できるか
6申し込み・問い合わせ次に何をすればよいか

順番は一例です。読者が判断に必要な情報を、知りたい順に並べることが大切です。

よくある失敗

  • 伝えたいことを全部載せる:情報が多すぎると、読者が判断に必要な部分を見つけられません。目的に関係のない内容は、別のページに分けます。
  • スマホで確認していない:パソコンで作ると、スマホでは文字や画像が大きすぎたり、ボタンが画面の下に隠れたりします。作りながらスマホでも確認します。
  • 申し込みのあとを考えていない:フォームを送ったあとに何が起きるか(返信の目安、次の手順)を書いておかないと、読者が不安になります。自動返信の書き方は自動返信メールに何を書くかを参考にしてください。

公開日: 2026-04-26

最終更新日: 2026-10-16

追記履歴

  • 2026-10-16 LPの構成の例と、よくある失敗を追加
  • 2026-10-14 運営者の実務経験にもとづくメモを追加
  • 2026-10-08 外部通信・フォームのない学習用HTMLと、編集から表示確認までの手順を追加。
  • 2026-09-19 準備物・担当と公開判定表、制作から受付確認までの手順を追加。
  • 2026-09-09 HTML・CSSの学習方法、公開前の保存・フォーム確認への案内を追記
  • 2026-04-26 初版公開

執筆・編集:遊馬 祥一郎(ホームページ運用ナビ)。資料・内容の確認日:2026-09-19。