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WordPressを2サイト以上運営するサーバーの選び方

執筆・編集:遊馬 祥一郎公開:内容更新:

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ブログをもう一つ作るときは、サーバー契約を増やす前に、既存契約へ追加できるか確認しましょう。ただし、サイト数だけで決めると、容量や管理権限で困ることがあります。自分の複数サイトを運営する人向けに、まとめる範囲と費用を整理します。

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一つの契約にまとめるかは管理者と用途で決める

同じ人が運営する小規模なブログをまとめれば、請求や更新の窓口を減らせます。一方、顧客ごとに引き渡すサイトや、障害時に同時停止させたくないサイトは、契約を分ける案も比較します。別契約でも同じ事業者や基盤の障害を共有する可能性があり、分ければ必ず独立するわけではありません。

ドメインごとにWordPressを個別に設置する方法と、一つのWordPressで複数サイトを扱うマルチサイトは別の構成です。この記事は前者を想定しています。特別な理由がなければ、契約の検討と同時にマルチサイト化まで進める必要はありません。

無制限という表示と実際の余裕を分ける

エックスサーバーのドメイン仕様では、1サーバーに複数ドメインを設定でき、設定数は無制限と案内しています(2026年9月23日確認)。これは処理能力や保存容量も無制限という意味ではありません。

スマホでは表を横にスクロールできます。

複数サイトを追加する前の確認表
項目記録する内容契約を分ける検討が必要な例
容量各サイトのファイル・DB・メール・退避用容量画像やバックアップが継続的に増える
負荷更新処理、検索、アクセス集中の時間帯複数サイトで重い処理が重なる
権限サーバー管理者とWordPress管理者顧客へ契約ごと引き渡す予定がある
復元1サイトだけ戻せるか、他サイトへの影響全体復元しか想定できていない
運営者の実務メモ

管理する人が違うサイトは、契約を分ける

複数のサイトを1つのサーバー契約にまとめると、管理と費用は楽になります。その一方で、1つのサイトの不具合や容量不足が他のサイトにも影響します。お客さんのサイトと自分のサイトのように、管理する人が違うものは分けるようにしていました。

運営者の実務経験にもとづくメモです。すべての場合に当てはまるとは限りません。

3サイトの費用はドメイン代も足して考える

以下は計算方法を示す例で、各社の料金ではありません。税込の仮定額として、共用するサーバーを年13,200円、ドメインを1個あたり年2,000円とします。3サイトなら13,200+2,000×3=年19,200円です。

同じ仮定で3契約に分けると13,200×3+2,000×3=年45,600円、差は年26,400円です。ただし、まとめた場合に上位プランへの変更が必要なら、その差額を入れ直します。無料ドメイン特典は対象の種類・個数・継続条件を満たす分だけ差し引きます。

サイトを追加すると、WordPress・テーマ・プラグインの更新確認も増えます。契約が一つでも保守作業が1サイト分になるわけではありません。月に更新できる時間を決め、増設を後回しにする判断も残しましょう。

追加前に小さな構成で確認する

まず現在の使用容量と管理者を記録し、追加するサイトの用途・画像量・公開予定を1行ずつ書きます。次に、既存サイトのバックアップを確保し、新しい公開領域とデータベースを取り違えない手順で設置します。公開ディレクトリを使い回すと上書きの原因になります。

公開後は、それぞれの管理画面、SSL、問い合わせ導線、バックアップ対象を個別に確認します。別サイトのデータを複製する場合は、個人情報や計測IDまでコピーしていないかも点検します。

同じ契約にサイトを追加するときの手順

  1. ドメインを追加する:新しいサイトのドメインをサーバーに登録し、ネームサーバーやDNSの設定を行います。
  2. SSLを設定する:新しいドメインでも「https」で開けるようにします。
  3. WordPressを入れる:既存のサイトとはデータベースを分け、管理者のユーザー名とパスワードも別にします。
  4. バックアップの対象を確認する:サーバーの自動バックアップが、追加したサイトも対象にしているかを確認します。
  5. 管理表に追記する:どのサイトがどのドメイン・データベースを使っているかを記録します。

1つのサイトの問題が、ほかのサイトに広がることがある

同じ契約に複数のサイトを置くと、サーバーの容量や処理能力を分け合うことになります。1つのサイトにアクセスが集中したり、重い処理が動いたりすると、ほかのサイトの表示も遅くなることがあります。

また、1つのサイトが改ざんされると、同じ契約のほかのサイトのファイルまで影響を受けるおそれがあります。使っていないサイトやプラグインは削除し、すべてのサイトでWordPressの更新を続けることが、ほかのサイトを守ることにもつながります。

管理表の例

表は横にスクロールできます。

複数サイトの管理表の例
サイトドメインの更新日データベース名管理者最後に更新した日
会社のホームページ毎年4月(契約上の名前を記入)社内の担当者(日付を記入)
ブログ毎年9月(契約上の名前を記入)社内の担当者(日付を記入)
キャンペーン用のページ終了予定日も記入(契約上の名前を記入)外注先(日付を記入)

キャンペーン用など、期間が決まっているサイトは、終了後に削除する日も決めておきます。使わなくなったサイトを放置すると、更新されないまま弱点になります。

複数サイトをまとめる前の確認

本文と公式情報で確かめた項目をチェックし、比較相手や後日の自分へ確認内容を引き継げます。

  • 各サイトの管理者と、契約を引き渡す予定を整理した
  • 画像・DB・メール・バックアップを含めた必要容量を見積もった
  • 1サイトだけ復元するときの手順と他サイトへの影響を確認した
  • サーバー代とドメイン更新料を足し、まとめる場合と分ける場合を比べた
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複数ドメインをまとめる候補を確認する

同じ管理者で複数サイトを運営する場合の候補です。ドメイン設定数だけでなく、容量・復元方法・更新時の総額を公式情報で確認してください。

エックスサーバー

まとめない方がよいケース

管理者が異なる、契約名義を引き渡す予定がある、停止の影響が大きい場合は、費用差だけでまとめない方が運用を整理しやすくなります。反対に、既存契約に余裕があり同じ管理者で運営するなら、新規契約を急ぐ必要はありません。

申込みの前に「どのサイトを誰が更新するか」「一つだけ戻したいときにどうするか」を説明できる状態にしておきましょう。

確認した条件で次に進む

契約をまとめる範囲が決まったら、同じ構成で機能と費用を比較します。

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公開日: 2026-09-23

最終更新日: 2026-10-16

追記履歴

  • 2026-10-16 サイトを追加するときの手順、1サイトの問題が他のサイトに与える影響、管理表の例を追加。
  • 2026-10-16 切り替え当日の手順と、切り替え後1週間で確認すること(計測タグが消える問題を含む)を追加。
  • 2026-09-23 記事の判断項目をチェックし、未確認項目と一緒にコピーできる確認欄を追加。読了後の比較・契約条件確認への案内を追加。
  • 2026-09-23 初版公開

執筆・編集:遊馬 祥一郎(運営・編集方針)