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GA4とSearch Consoleの設定手順|導入後の確認表

執筆・編集:遊馬 祥一郎公開:内容更新:

GA4は訪問後の行動、Search ConsoleはGoogle検索での表示や登録状況を見る道具です。二つをつないだだけでは計測は始まりません。小規模サイトで「何を設定し、どの画面で確かめるか」を順に整理します。

1. 最初に、測りたいことと管理者を決める

問い合わせが目的なら「サービスを読む→フォームを開く→送信が受け付けられる」の三段階を分けます。ボタンを押した数を問い合わせ件数として扱うと、途中でやめた人や送信エラーも成果に混ざります。

スマホでは表を横にスクロールできます。

二つのツールと受注記録の使い分け
知りたいこと確認先それだけでは分からないこと
検索結果に出ているかSearch Consoleの検索パフォーマンス・URL検査訪問後に契約したか
ページやボタンが使われたかGA4のページ・イベントのレポート問い合わせの内容や売上の確定
依頼・入金があったか受信記録・受注台帳・入金記録検索に表示された全体数

サイト所有者のアカウントで管理できるようにし、外部担当には必要な権限を付与します。制作会社だけが所有する新規アカウントを作る前に、既存のプロパティと設置済みタグを確認してください。

2. GA4はプロパティ、ウェブストリーム、タグの順に設定する

  1. Google Analyticsの管理画面で対象プロパティを選びます。新設する場合は名前・タイムゾーン・通貨を確認します。日本の売上を扱うサイトなら日付や通貨の集計条件を台帳とそろえます。
  2. データストリームでウェブを選び、実際に公開するURLを登録します。ストリーム名と測定IDを管理メモに残します。
  3. CMSの専用設定、Googleタグマネージャー、共通HTMLへの設置のうち、今の構成に合う管理箇所を決めます。同じ測定のタグをテーマとプラグインの両方から送らないようにします。
  4. トップだけでなく記事・サービス・フォームにも必要なタグが入るか確認します。利用する計測と同意の扱いをプライバシーの案内に反映します。

管理画面や導入方式の詳細はGoogle公式のセットアップ手順で確認できます。フォーム本文・氏名・メールアドレスをイベント名やURLに入れて送信しない設計にしてください。

3. Search Consoleは対象範囲を選んで所有権を確認する

ドメインプロパティはサブドメインやHTTP/HTTPSをまとめて扱い、DNSで所有権を確認します。URLプレフィックスは指定したURLの範囲を扱います。たとえば https://example.com/ と http://example.com/ は同じ対象範囲ではありません。公式のプロパティの選び方を参照し、必要な範囲と使える権限で決めます。

DNS確認で指定されたTXTレコードを追加するときは、既存のメール用レコードを置き換えないようにします。確認できたら、サイトが実際に出力するサイトマップを登録し、代表ページをURL検査します。送信成功は、すべての記事のインデックス登録や検索上位表示の完了ではありません。

4. 設定した直後に、少数の操作で動作確認する

スマホでは表を横にスクロールできます。

導入後の切り分け
症状先に確認すること次の作業
GA4で閲覧が見えない対象ID、同意状態、拡張機能、タグの設置範囲リアルタイムやDebugViewで対象ページを確認
1回の閲覧が重複するCMS・テーマ・タグ管理ツールの重複送信元を特定して管理箇所を整理
フォームのクリックだけ記録されるイベントが示す操作の定義受付成功と受信確認を別に記録
検索レポートに数値がないプロパティ範囲、期間、登録状態URL検査の結果と公開ページを照合

テストする時刻・URL・操作を記録し、後で営業成果と区別します。通常の集計レポートには処理時間があるため、直後の空欄だけで失敗と決めないでください。フォーム送信を試す場合は、受信担当とテスト扱いを決めてから行います。

5. 毎週の記録は「表示・訪問・受付」を分ける

記録例:対象ページ/期間/検索表示数/検索クリック数/GA4の訪問数/フォーム受付数/実際の相談数/変更したこと。この項目を一行にそろえると、検索から来ていないのか、ページを読んでも次へ進めないのかを分けて考えられます。

Search Consoleのクリック数とGA4のセッション数は、対象・取得条件・集計方法が異なるため、数値が一致しなくても不思議ではありません。数件の差をすぐ不具合と決めず、まず期間と対象URLをそろえます。受注売上やASP報酬を連携していない場合、GA4の収益欄だけで事業の売上を判断できません。

次は外部リンクのUTM命名、検索登録で止まった場合は検出済み・未登録の確認手順へ進んでください。

運営者の実務メモ

最初に見るのは、問い合わせ数とその流入元

サイトの数字を見るとき、最初に確認するのは問い合わせ数(コンバージョン)と、その流入元です。アクセス数が増えていても、問い合わせにつながっていなければ改善の優先度が変わるからです。そのあとSearch Consoleで、表示回数はあるのにクリックされていない検索語句を確認し、タイトルや説明文を見直します。

運営者の実務経験にもとづくメモです。すべてのサイトに当てはまるとは限りません。

広告からの訪問が問い合わせにつながらない場合は、広告から問い合わせが増えないときの見直し順で、数字の切り分け方を解説しています。

設定でよくある失敗

  • タグを二重に入れている:テーマの設定とプラグインの両方でGA4のタグを入れると、訪問が2回ずつ数えられることがあります。設定した場所を1か所にまとめます。
  • 自分のアクセスが混ざる:更新の確認で自分が何度も開くと、少ないアクセスのサイトでは数字が大きく変わります。社内のアクセスを除外する設定を検討します。
  • Search Consoleの登録の種類が合っていない:ドメイン全体を登録する方法と、URLの始まりで登録する方法があります。wwwのありなしやhttpとhttpsをまとめて見たい場合は、ドメイン全体で登録します。
  • 管理者が1人だけ:担当者が不在になると、設定を見られなくなります。信頼できる人をもう1人、管理者に追加しておきます。

毎月の記録表の例

表は横にスクロールできます。

GA4とSearch Consoleの毎月の記録表
項目見る場所記録すること
検索での表示回数Search Console前の月と比べて増えたか減ったか
検索からのクリック数Search Console多かったページの上位3つ
サイト全体の訪問GA4前の月との差
問い合わせの数GA4のキーイベント、または受信したメールフォームから届いた件数
気づいたこと—更新したページや、数字が変わった理由の見当

数字の記録は、同じ日(たとえば毎月1日)に同じ項目を見ると、比べやすくなります。年間の作業の流れはホームページ公開後の年間運用カレンダーでまとめています。

公開日: 2026-04-20

最終更新日: 2026-10-16

追記履歴

  • 2026-10-16 設定でよくある失敗と、毎月の記録表の例を追加
  • 2026-10-14 運営者の実務経験にもとづくメモを追加
  • 2026-09-19 設定手順・計測の確認表・成果の区別を追記。公開日表示を既存の記事データと統一。
  • 2026-04-21 初版公開の旧本文表記。公開日欄は既存の記事データ(2026-04-20)に統一。

執筆・編集:遊馬 祥一郎(ホームページ運用ナビ)。資料・内容の確認日:2026-09-19。