WordPress

WordPressのURLを変える前の確認表|パーマリンクと転送

執筆・編集:遊馬 祥一郎公開:内容更新:

これから作るサイトのURL形式を決める作業と、公開中の記事のURLを変更する作業は分けます。すでに使われているURLを変える場合は、設定を保存する前に旧URLからの行き先と戻し方を用意してください。

旧URL・新URL・無関係なURLを試す受け入れ表

次の表は、URL形式の変更を公開する前に使う試験例です。WordPressの実環境でこの変更を実施した記録ではありません。新しいURLが開くことだけでは、古いリンクを使う人への対応を確認できません。

表は横にスクロールできます。

記事1件のURL変更を試す例
試験入力期待する結果違ったときの判断
旧URL /2026/09/service/恒久転送で /service/ へ進み、同じ記事本文を表示404なら転送未設定。トップへ進むなら対応先を見直す
新URL /service/直接200で本文を表示し、canonicalも新URL新URLから旧URLへ戻るなら転送・設定を照合
無関係な既存記事URLも本文も以前どおり全記事を同じ場所へ転送するルールなら公開を止める
存在しないURL404と記事を探す案内すべてトップへ200で返す仕組みにしない
サイト内の関連記事リンク新URLへ直接移動旧URLへの転送で表示できても内部リンクの更新は別に残る

Networkで最初の応答と最後の応答を分けて確認します。転送先だけを記録すると、途中のループや余分な転送を見落とします。旧URL、新URL、期待値、実際の結果、担当、戻す条件を1行ずつ残し、1件で合格してから対象を広げてください。

自社で設定を戻す場合も、新URLが既に案内に使われていないかを確認します。データベース全体を過去の状態へ戻す前に、その間に増えた投稿や受付情報を保護する判断が必要です。復旧時点と新規データを分ける例を参照してください。

この節の確認日:2026-09-29。明示した自社点検以外は説明用の例です。

1. 変更するのはURL形式か、一つの記事名か

WordPressのパーマリンク設定は、投稿URLの全体的な形式を選ぶものです。個別記事のスラッグは、その記事を識別する部分です。カテゴリや日付を含む形式から投稿名だけに変える場合と、一記事の末尾だけを変える場合では対象件数が違います。

新規サイトなら、記事を増やす前に形式を選び、代表記事と一覧から開けることを確認します。設定項目はWordPress公式のパーマリンク設定で確認できます。日本語URLや日付入りURLというだけで問題と決めず、内容と管理方法に合う形式を選びます。

運営者の実務メモ

URLの形は公開前に決め、変えるなら前後の一覧を作る

パーマリンク(URLの形)は、公開してから変えると、古いURLからの転送と内部リンクの修正が必要になります。できるだけ記事を公開する前に決めて、公開後に変える場合は、変更前後のURLの一覧を作ってから進めるようにしていました。

運営者の実務経験にもとづくメモです。すべての場合に当てはまるとは限りません。

2. 公開中なら、変更する理由と対象を先に書く

「短く見せたい」だけなら、公開済みURLを維持する選択もあります。変更が必要な場合は、記事URL、カテゴリ、画像、外部からのリンク、広告やSNSの案内など、影響する場所を整理します。検索順位の改善を期待するだけで、サイト全体の形式を変更しないでください。

スマホでは表を横にスクロールできます。

URL変更の対応表(記入例)
対象変更前→変更後確認する場所
記事A/2026/09/service/ → /service/旧URLの転送と新URLの本文
サイト内リンクメニュー・関連記事の旧URL新URLへ直接進めるか
正規URL・一覧canonical・サイトマップ新URLにそろっているか
外部の案内広告・SNS・配布資料更新できるリンクと残るリンク

対応表に担当・反映日・確認結果の欄を足します。関係のないページをまとめてトップへ送るのではなく、旧ページに対応する内容を行き先にします。

3. 変更と転送を一緒に検証する

恒久的なURL変更では、状況に応じたサーバー側の転送を設定します。具体的な設定場所はApache、Nginx、WordPressの拡張機能などで異なるため、他サイトのルールをそのまま貼らないでください。移行の考え方はGoogleのURL変更を伴う移転ガイドで確認できます。

検証環境で、旧URLが意図する新URLへ進み、新URLの本文が正常に表示されることを確かめます。転送を繰り返す、元へ戻ってループする、全URLが同じ場所へ飛ぶ状態は公開前に直します。変更前の設定ファイルとデータベースも保存しておきます。

4. 公開後は旧URLと新URLの両方を確認する

  • 旧URL:転送先、転送回数、意図しない404がないか。
  • 新URL:本文・画像・フォーム、canonical、内部リンクが一致するか。
  • 一覧・サイトマップ:公開する新URLを案内しているか。
  • 検索:Search Consoleの対象プロパティで取得・登録状況を確認する。

設定画面の保存成功だけで終えず、ログアウト状態とスマホで代表ページを開きます。転送が検索結果へ反映されるまでの時間と、サイト側で設定が動くことは別の確認です。

5. 問題が出たら変更履歴と対応表から戻す

記録例:「記事Aだけ変更。旧URLから新URLへ転送確認済み。メニュー更新済み。検索側の反映は未確認」。全体の設定を何度も切り替えると、どのURLが正しい状態か追いにくくなります。戻す必要があれば、URL形式・転送・内部リンクをセットで見直します。

ドメイン自体の移管やサーバー移転とは異なる作業です。契約先の変更も含む場合は契約・Web・DNS・メールの整理表、公開前の確認全般は初期設定チェックリストへ進んでください。

資料の確認日:2026-09-19。作業表と記入例は当サイトが作成した整理用のものです。

表は横にスクロールできます。

WordPressのURL形式の比較
形式例向いている場合・注意点
投稿名/homepage-cost/内容が分かるURLになる。記事ごとに英語の名前を決める手間がある
日付と投稿名/2026/10/homepage-cost/いつの記事かが分かる。古い記事に見えやすい
数字(投稿ID)/?p=123、/archives/123名前を決める手間がない。URLから内容が分からない
カテゴリと投稿名/server/homepage-cost/分類が分かる。カテゴリを変えるとURLも変わる

公開前なら、どの形式にしてもかまいません。公開したあとに変える場合は、この記事の手順で転送を必ず設定します。

  • 検索やほかのサイトからの訪問が多い記事が多く、転送の設定に自信がない
  • SNSや印刷物に、今のURLを多く載せている
  • 見た目を整えたいだけで、読者や運用上の困りごとがない

URLを変えるときの内部リンクの直し方は内部リンク切れの確認方法で紹介しています。

この記事の目次に戻る

公開日: 2026-09-20

最終更新日: 2026-10-16

追記履歴

  • 2026-10-16 URLの形式ごとの比較と、変更をやめたほうがよい場合を追加。
  • 2026-09-29 症状別の判断例と確認順を追加。作業メモの用途も具体化。
  • 2026-09-20 初版公開

執筆・編集:遊馬 祥一郎(運営・編集方針)